みぞ!のみぞ知る世界!!

とにかく自由に好きなことについて書いていきます。

「言葉」の濁流。「思い」の雪崩。2022.10.2

打算的でしかない。今こうしたら後困る。先の不安定さにいつも恐怖し、"なんとかなる"とはとても思えずにいる。それはどこにも何にも寄りかかっていいのだ。これがあれば大丈夫だと思える場所がないからだろう。 言葉にしなければならないと思うのは、自分の…

「エモい」って何?? 2022.5.28

私は「エモい」という言葉があまり好きではない。 「エモい」は若者言葉の一つからいつしか市民権を得て、この世界の共通言語になった。"emotional"に由来し「感情が動く」「感情が高まる」状態を表す言葉であるが、その様相は、今やそれだけではない気がす…

物語の一部になれる「舞台」という空間 2022.4.30

その日、私は初めて”舞台”というエンターテイメントに触れた。 新年度も始まり、新生活に期待と不安を持ちながら過ごす日々が続く。そんな人々の姿をよそに、私も再び息を整え走り始めた。そんな最中、私は推しの舞台を見に行くことができた。 「ここまでよ…

モネと花枝...OPや衣装に見た「色」...ラブコメパロ!?『ファイトソング』レビュー後編 2022.3.29

ドラマ『ファイトソング』について書いていたら、長くなってしまったので、前後編に急遽分けた。だが、今回は後編というより、オマケのようなものだ。前編の記事を読んでいない方がいれば、まずは前編を読んで欲しい。 mizomone7118.hatenablog.jp 毎週楽し…

「恋」とは「心が動く」事、そして”ありのまま”でいる事『ファイトソング』レビュー前編 2022.3.28

先日、ドラマ『ファイトソング』が最終回を迎え完結した。ラブコメ作品が定番になっているTBS系火曜ドラマの2022年一作目となった今作。 私は今作を観る事、そしてブログを書く事を発表されたタイミングで決めていた。それは主演があの『おかえりモネ』の"モ…

30分で書く『劇場版ポケットモンスターココ』2022.3.11

さて今回は、タイトルにあるように”30分”でブログを書いてみたいと思う。私のブログの弱点、文章の弱点は簡潔に手軽に書けないこと。 それをこれから先は、手軽に、簡潔に、それでいて読みごたえのある文を書きたい!!という事で、なんとなく始めてみる。ど…

今の私を作っていた「教科書」2022.2.28

最近、部屋の整理をすることがあった。最近といっても一年前だ。というのも私はこの文章を下書きにして一年も放置していたからだ。一年越しに完成させてみる。 私自身、綺麗好きな方なので、掃除は嫌いではないが、やり始めると、なかなか止め時が分からなく…

私の行きつけは「チェン飯」2022.2.26

昨年夏、『お耳に合いましたら』というドラマがテレビ東京系列で放送された。タイトルに「耳」とあるように、テーマは「ラジオ」だ。といっても、昔ながらのラジオではなく、誰もが話し手になれる時代のラジオ、「ポッドキャスト」が題材になっている。そん…

「表現者」としての勝利 2022.2.15

連日、北京五輪の熱戦が続いているが、皆さんはどんな競技に注目しているだろうか。今大会は、競技外の事で何かとニュースになることが多く、選手たちの活躍が霞んでしまっているようにも思えるが、その中でもひと際注目されているのは、やはりフィギュアス…

放送終了後に見えたキーアイテム『おかえりモネ』紅白でモネが奏で始めた「未来」2022.1.15

「『おかえりモネ』についてはもう書かないだろう」というくらいの強い思いで、総括記事を投稿して一ヶ月以上が経った今。またキーボードを叩いている。 昨年末の紅白歌合戦。主題歌を務めていたBUMP OF CHICKEN(以後”バンプ”)の出演、モネと菅波が審査員と…

「当たり前」という物差しに目盛りを増やす 2021.12.31

先日、アイドルグループ日向坂46のドキュメンタリー映画『3年目のデビュー』を見た。皆さんはご存じか分からないが、日向坂46は、元々、欅坂のアンダーグループとして発足した”けやき坂46(ひらがなけやき)”というグループだった。アンダーという従属的な立場…

福祉と「エンタメ」 2021.12.5

新聞でこんな文言を見た「エンタメは一部の人のぜいたく品か」 コロナ禍になってまもなく2年が経つが、エンタメ業界に突き付けられた「不要不急なもの」という刃は、その存在価値を私たちに直接問うものだった。 日本国憲法に「すべて、国民は健康で文化的な…

「言葉」で振り返る『おかえりモネ』~一人の少女が痛みの中、見出した優しさの物語~ 2021.11.29

朝の連続テレビ小説『おかえりモネ』 本ブログでは、連載として記事を投稿してきたが、ちょうど一ヶ月前に、無事最終回を迎えた。前回の『おかえりモネ』の記事から約3ヶ月。まず、楽しみにしてくれていた読者の皆様、記事が投稿できず誠に申し訳なかった。…

面食い ならぬ「長文」食い 2021.10.30

このブログを始めてから、ありがたいことに沢山の方に記事に対する感想を頂く。 その中でも特に嬉しかった感想があった。 「どれも読後に満足感のある長文なので好きです。気がつくと納得のレールに乗せられていて「そうだよな」と「そうなのか」を抱いて終…

「部屋」という心の自由 2021.10.24

皆さんは自分の部屋を持っているだろうか? 突然だが、私の家には、私の部屋があるようでない。一応あるのはあるのだが、ほぼ家族に侵食されてしまっている。まぁいわゆる物置きのような形になっている。 住宅には様々な種類がある。 マンション、アパート、…

「解散」は偶然とのサヨナラ 2021.10.17

来たる11月1日。アイドルグループ「V6」が解散する。 以前、解散報道が出た際は、とても驚いた。結局それは偽りの情報で、活動は続けられたのだが、今回は本当に解散ということらしい。 私は特段、ジャニーズが好きという訳ではないが、以前も記事にしたよう…

「好き」のいろいろ。「言葉」のいろいろ。2021.10.11

書きたいネタはあるのに、なかなか書けない。そう言って何も書かないのもあれなので、今日も今日とて思いつきでつらつらと。 先日、私が応援している女優、上白石萌音の初エッセイ『いろいろ』が発売された。 芸能人のエッセイなど買ったことがなかった私だ…

SNSが紡ぐ緩やかで温かい「繋がり」2021.10.2

このブログを読んでくれている方から、「もっと気軽に」と言われたこともあり、思いつきで今書き始めた。 自分のブログは、下書きをしたり、大体の構成が決まらないと書けないものが多い。それ故、体力消費がすごい。だから、更新頻度が遅い。だから、なかな…

「街角」2021.9.25

皆さんの住む街はどんな街だろう? 街とは少し違う、どちらかと言えば”町”という表記が腑に落ちる人もいるのかもしれない。 場所を表す言葉は沢山ある。 都会、田舎、都市、村... じゃあ「街角」って?? We can do! We can go! いつもの街角で 瞳閉じて We …

『音楽さんへ』に込められたはつねちゃんの「想い」YOASOBI『ラブレター』YOASOBIの持つ”包容力” 2021.9.19

先日、YOASOBIの新曲、『ラブレター』のMVが公開された。 公開から1週間で465万回もの再生回数を記録しており、さすがはYOASOBIという感じである。 今回の楽曲は、「ありがとう」をテーマとした手紙を募集し、それを楽曲にするというラジオの企画で生まれた…

「オタク」面する「ミーハー」人間 2021.9.18

現代においてエンタメの楽しみ方は、多様化している。 特に「オタク」という応援の仕方が一般的に広がり、特定のものに熱中することが比較的、簡単になった。いつからかは分からないが、肌感ではスマホが登場して以降だろうかと思う。 ふと最近考えた。 「昔…

ヤングケアラーの「私」の話 ⑤~最後に皆さんに伝えたい事~ 2021.9.17

皆さん、こんにちは!!こんばんは!! 私、みぞ!自身の事について書いてきたこの一連の記事。 今回で最終回です。ここまで読んで頂いた皆さん本当にありがとうございます。 今日はじめて見たよ!って人は、過去の記事を下に貼っておくので、是非読んで頂け…

ヤングケアラーの「私」の話 ④ ~今の「自分」へ伝えたい事~ 2021.9.16

皆さん!こんにちは!!こんばんは!! 自分についてお話するシリーズもとうとう、4本目です。 ここまで長ったらしい文章にお付き合いして下さった方本当にありがとうございます。 それだけで私はとても嬉しいです。 まだ「見てないよ!」って方は、是非、サ…

ヤングケアラーの「私」の話 ③ ~私の世界は、皆の世界と違う~ 2021.9.15

皆さんこんにちは!!こんばんは!!みぞ!です! 今回も自分の事を書いていきたいと思います。前回と前々回まだ読んでいない方は読んで頂けると嬉しいです!!(長いですが何卒....何卒....) mizomone7118.hatenablog.jp mizomone7118.hatenablog.jp いつ、…

ヤングケアラーの「私」の話 ②~サバイバルしても良いことはない~ 2021.9.14

皆さん、こんにちは!こんばんは!みぞ!です。 前回に引き続いて、私自身の話をしていきたいなと思います。 (前回の記事を読んでいない方は、是非読んで欲しいです。) mizomone7118.hatenablog.jp 「戦場」で耐えながらも、何とかしなきゃと思う日々 小中学…

ヤングケアラーの「私」の話 ① ~依存がもたらす痛み~ 2021.9.13

皆さん、こんにちは!こんばんは! このブログの筆者、みぞ!です!! ちょっとでも読んだ事がある方、いつも欠かさず呼んでるよ~って方、この記事ではじめましてです!って方、 皆さんいつもありがとうございます!! どんな形でも私の思いに触れてくれて…

「世代」の音楽の消失 2021.8.14

つい最近、ある音楽番組を見かけた。その番組は、世代ごとに人気の曲を取り上げるというよくありがちなものだった。 だがそこで、ふと思った。「世代」で音楽を語ることは現代においてはもはや不可能なのではないだろうか。 その番組では、令和・平成・昭和…

「自分のため」が「誰かのため」に『おかえりモネ』”東京”でモネが知る「役に立つ」の本当の姿 2021.8.11

東京編に入ってからの『おかえりモネ』3週のタイトルは、第10週「気象予報は誰のため?」第11週「相手を知れば怖くない」第12週「あなたのおかげで」と、そのどれもがとても具体的だった。 そんな第10週、第11週。前回の記事では、「伝える」ことの難しさを…

報道気象で知る「伝える」難しさ『おかえりモネ』百音が直面する「誰に?」「どのように?」2021.8.6

第10週「気象予報は誰のため?」から、舞台を東京に移した朝の連続テレビ小説『おかえりモネ』 気象への興味から始まり「気象予報士」を目指すことになったモネ(清原果耶)の物語も、見事気象予報士資格を取得したことで、折り返し地点に来た。 さて、第10週…

百音が見つけた「大切なものを守る時間」を作るとは?『おかえりモネ』菅波が肯定したモネの「迷う時間」2021.7.15

”モネ”こと、主人公の永浦百音(清原果耶)が、晴れて気象予報士試験に合格し、これからの展開がますます楽しみになってくる朝の連続テレビ小説『おかえりモネ』 そんな彼女を合格に導いたのは、モネの揺らぐ思いをずっと支え続けた菅波光太朗(坂口健太郎)の力…