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私の行きつけは「チェン飯」2022.2.26

昨年夏、『お耳に合いましたら』というドラマがテレビ東京系列で放送された。タイトルに「耳」とあるように、テーマは「ラジオ」だ。といっても、昔ながらのラジオではなく、誰もが話し手になれる時代のラジオ、「ポッドキャスト」が題材になっている。そんなこのドラマの主人公、高村美園(伊藤万理華)はドラマの中で「チェン飯」を題材にポッドキャスト番組『お耳に合いましたら』を始める。今回はそんな美園に感化され、「チェン飯」の話をしてみたいと思う。

「そもそもチェン飯って何?」

そう感じた方もいるはずだ。「チェン飯」とは、ジャッキーチェンのご飯の略...ではなく、チェーン店のご飯の事を指す言葉だ。チェーン店にお世話になった事がない人は、よほどのブルジョワ層でない限りいないだろう。

有名どころで言うと、マクドナルドやケンタッキー・フライド・チキン(予測変換したら自動で中点が出た(笑))などに代表されるハンバーガー店、スシローやくら寿司に代表される回転ずし店、”餃子1日1,000,000個"のフレーズでお馴染みの王将などが代表的なチェーン店だろう。

ドラマの中では、そんなチェン飯をこよなく愛する美園が、その料理との思い出や、劇中での出来事や心情に絡ませてチェン飯を語るという構成で、斬新ながらTHE深夜ドラマのローテンションでしみじみする場面もありで、とてもおススメのドラマだ。

と話がドラマに戻ってしまったが、私もチェーン店にはよく行く。というか個人店に行けない。これはこれから治したい事なのだが、チェーン店以外のお店に緊張して入れないのだ。

だから、自分の住んでいる地域外の友達を呼ぶ時に、オススメのお店を紹介できなかったりして歯がゆい思いをする。初めてのお店だと何を頼めばいいか分からないし、どういう注文システムかも分からない。それに、そうなった時に店の人と話さなければならないかもしれない。

だが、その点、チェーン店はお店の人は基本的にマニュアル通りに動く。そして注文が券売機や機械である事が多い。だから一度行けばその後の心配はない。お店の人と親しくなり相談事を聞いてもらったりなんかも憧れるが、それにはまだほど遠いコミュニケーション能力ゆえ、チェーン店を選んでしまう。

機能性の面だけで、チェン飯を選んでいる訳ではもちろんなく、味が美味しいというのがやはり大前提にある。まぁ具体的に何が好きかと言われると、モスバーガーのモスチキン(和風な感じで衣が竜田揚げみたいな感じがgood)とか、スシローのフライドポテト(これはあまり知られてないけど私の中ではベストオブポテト)とか、挙げればキリがないのだが、今回はあるチェーン店を紹介したい。

 

牛丼はやっぱり松屋、間違いなく、松屋一択。

書く前は、グルメ記事なぞ書いたことがないので、どうなることやらと思ったが、案外すらすら書けている実感だ。私がまず推したいのは、松屋だ!!

文体上呼び捨てになってしまっているが、本当にお世話になっています!!!という感じだ。だから本当は敬語で呼びたいくらいだ。いつ松屋に初めて行ったかは覚えていないのだが、これだけは確かだ。間違いなく私が「人生の中で一番行っている」チェーン店だ。

記憶があるので一番古いのは、松屋が「豚丼のお店」だと思っていた頃の事。「いや牛丼だろ?何言ってんの?」と言われそうだが、私の記憶ではそうなのだ。

改めてそれを調べてみると、どうやら2004年に起きたBSE(牛海綿状脳症)騒動時、牛丼用の肉が不足し、豚丼を代用メニューとして売り出していたとの事。豚丼自体は、2012年に販売終了しているため、その8年間の記憶で「豚丼のお店」という定義が私に染みついたのだと思う。(ちなみに現在そんな豚丼が新しくなって10年ぶりに復活しています!!是非食べに行って...)

 

券売機...店内BGM...チェーン店ならではの魅力

まぁそんなこんなでおそらく私の松屋歴も、10数年という事になるだろうか。私の行く店舗はほとんど同じ店舗なのだが、この店舗にも思い入れができ、「行きつけは?」と聞かれれば、その店舗を答える。

中学の頃、毎日のように塾に通っていたが、その時の昼食は毎日、松屋だった事もある。大学生の時は、昼からの授業の際、時間的に食べて行った方が良い時に必ず松屋を使っていたし、とにかく思い出せば色々と思い出が蘇る。

先ほども、注文の仕方が分からず緊張するなどと言ったが、松屋の注文システムは一番安心だ。食券を買う券売機。あの券売機すら愛しい。

タッチした時の低めの音。注文確定した時に発される「券をお取りください」のお姉さんの声。いやぁあの券売機は本当に素晴らしい。

唯一、いつも困ってしまうのが、お釣りのボタン。タッチパネルにも、下の小銭受けのところにもボタンがある。いつもどちらを押すべきか迷う。どちらでもお釣りが出るようになっている超親切設計だ。ちなみに私は感覚的に「バシッ!」と押したいので、小銭受けの横の物理ボタンをリズムよく押す。

店内で安心するのは、それだけではない。店内を流れるBGM。オシャレなインスト曲が流れたりするお店もあるが、松屋ではいわゆる”有線”が流れている。有線とは、有線放送の事で、平たく言うと「なんかいい感じのJ-POPを常時流してくれる」放送の事で、契約しているお店は多い。

松屋もそんな「なんかいい感じのJ-POPを常時流してくれる」放送なのだが、私もよく分からないが、たまに「松屋セレクション!」なるものが始まる。あれが好き。内容は有線と同じ気がする(違いが分からない(笑)) 流れてくる音楽はメジャーな曲ばかりではない。だからそこで素敵な曲と出会う事もあり、牛丼を食べながら「良い曲だ」と思えば、歌詞を断片的に聞き取って帰ってから、ググるという事を未だによくしている。音楽との出会いまであるのが、松屋での食事が好きな理由の一つだ。

 

松屋のバラエティ性とオリジナリティ

さて松屋の話なようで、そうでないような話をずっとしてしまったが、松屋の一番の魅力は、もちろん料理だ。

まず、牛丼は当たり前に美味しい。

牛肉が優しい味で煮られており、お米も美味しい。私はグルメブロガーじゃないので、詳細に何か書くことはないが、私の中では吉野家より好きな牛丼だ(すき家に関しては食べたことがないのでノーコメント)そんな、牛丼。私は牛肉の量だけ少し多い。「あたま大盛」を頼む。肉まみれ最高だ。

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牛丼の写真が当たり前に食べすぎて、なかったので、この間復活した豚丼を。

 

松屋のもう一つ、素晴らしい点は、丼が美味しいだけでなく、定食も美味しいところだ。定食といえば、焼肉定食などが定番。つまるところ牛肉が先頭を切るトップバッターだろう。だが、松屋で私が特に推したいのは、豚肉。豚肩ロース、現在では厚切り豚焼肉定食と言われているメニューだ。

豚肉と言われると硬くて、脂が多い商品が多く、大抵、皆悩んだ末、牛肉を選ぶ。だが、松屋の豚肉は柔らかい上に、食べやすいサイズにカットされていて食べ辛い脂もない。その上、豚肉の噛み応えある感じも楽しめる。最高だ。

www.matsuyafoods.co.jp

 

そして松屋の定食にはプロ意識が垣間見える。焼肉定食だけではなく、ハンバーグやサバ味噌など、毎月二回レベルで新商品が登場する(これは丼も)そして、そのどれもが創意工夫されている。例えば、Googleで「松屋 メニュー 鶏」で調べてみて欲しい。すると、

鶏のバター醤油 ガリチキ 鶏の甘辛味噌炒め バタチキ

と多くのメニューが出てくる。ここが私が松屋を愛する理由だ。一見「やっぱ、チェーン店だ。鶏を使いまわして手抜きしてるんだろ」と言われそうだが、私からすれば「限られた中でいかに、メニュー数を増やしかつ、美味しい料理にするかという知恵と努力とサービス精神の結晶」なのだ。この鶏肉は、松屋ユーザーなら誰しもが待ち望む「〇年に一度」的なメニュー、バターチキンカレーにも使われている。

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カレーと言えば、松屋はカレーも美味しい。実は現在のカレーは二代目。いや違うな。少しややこしいのだが、創業時の初代カレーをリバイバルした際、人気だったため、長年親しまれた二代目とバトンタッチした。二代目はとにかく辛口。辛い物が好きな私でも口がヒリヒリするくらいだったのだが、後味を引いて美味しかった。

現在のカレー、”創業カレー”は、その辛さは抑えめに深みが増している。とてつもなく煮込んだ舌ざわりと味で、本当にオススメだ。カレーまで美味しい。それが松屋だ。

まぁ他にも、「松屋のうなぎがめっちゃ美味い話」とかがあるのだが、長くなるので写真でダイジェストにしようと思う。

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「うなぎ少ないじゃん」「これで850円?それは高い」とかいう声が聞こえそうだが、このうなぎ、とてつもなく美味しい。スーパーで売っているうなぎじゃないのだ。骨もなく柔らかい。私自身、このメニューも発売されたときは迷わず一度は食べる(高いから一回...

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松屋といえば、味噌汁が付いてくる事でも有名(だよな...?) だが少し前までは「松屋の味噌汁はまずい」などとも言われており、私自身もその意見に対して首を横には振れなかった。だが、ついこの間、コロナ対策のアクリル板にこんな表記を見つけた。そして飲んだ。まさに、より一層美味しくなっていた....

 

チェーン店だからこそのギャップ萌え

さて、ここまで私の「チェン飯」、松屋の魅力について語ってきた。もちろん味が美味しい事、安定した質の料理を提供できる点もチェーン店の魅力だが、一番の魅力はギャップ萌えだと思う。

「は??」と言われそうだが、ギャップ萌えである。チェーン店という一見、無機質で同質なお店だからこそ、そこで垣間見える「人間らしさ」に心魅かれる。松屋であれば、鶏肉の話をしたが、消費者のために安く美味しい商品を開発しようという創意工夫にほっこりする。他にも少しの対応の違いでも「この店員さん素敵だな」と、チェーン店ではとても感じやすい。そういうギャップ萌えはチェーン店ならではだ。皆さんにも行きつけのお店、行きつけのチェーン店はあるだろうか?

なんだか気になってきた。そしてお腹が空いてきた。

そういえば、マネケンのワッフルも良いよな...毎月新商品が...毎月クーポンくれるんだよな...あそこの店員さん優しいんだよな。あと、あそこのワッフルは昔、スイミングの後に母がご褒美で買ってくれてたな...

なんて、話はまだまだ止まらないのであった...

 

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