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百音、晴れて気象予報士に!『おかえりモネ』モネを導いた菅波光太朗の「学習メソッド」2021.7.13

主人公、永浦百音(清原果耶)、愛称”モネ”が、宮城県登米にある森林組合に勤めながら気象予報士を目指す物語、朝の連続テレビ小説『おかえりモネ』

今週、第9週「雨のち旅立ち」の冒頭では、モネが三回目の気象予報士試験に挑み、見事合格し、晴れて気象予報士になった姿が描かれた。

モネが天気に魅せられ、ほんの興味から気象予報士試験に合格するまでに至ったのは、間違いなく、いつの間にかモネにとってかけがえのない人になっている医師、菅波光太朗(坂口健太郎)のおかげだろう。

 

 

 モネが、参考書を買ってまだ頭を悩ませていた第5週「勉強はじめました」

その冒頭で、お盆休みを終え登米に戻るバスで、モネと菅波は偶然乗り合わせた。

思えば、ここからモネは菅波に導かれていた。

菅波は難解な参考書を読むモネに、参考書ではなく絵本を勧める。

勉強というと「難しい」「やりたくない」というネガティブなイメージを持ってしまう人が多いのではないだろうか。それが勉強における挫折の一番の要因かもしれない。

その勉強ができない人への解決策の一つ「興味から始める」を菅波はモネに提示したのだ。

 

絵本は、子供でも分かるように書かれている。だが、内容が「気象」に関する事であれば、それは立派な参考書だ。

菅波は、森林組合に戻った時、モネにこう言った。

「ただ目の前にあるものを不思議がったり、面白がったり、そういうところから深めていけばいいんじゃないですか」
子供が絵本を見て、不思議がるのと同じように、勉強も身近な「なぜ?」から始める。
そうすれば、自ずと意欲がわき、その「なぜ」が分かった時、達成感も得られる。

 

絵本を手にし、一人読み始めていたモネに成り行きで勉強を教えることになった際も、菅波は一環として「なぜ」を解決する事を大事にした。

「なぜ雲はできるのか」「何が空気を温めるのか」「ってかなんで」

次々に出てくるモネの「なぜ」の応酬にも、

「まずは雨が降る仕組み、空気が冷やされると水や氷が表れる。

 その一つの事だけを考えるようにしましょう。他の事は考えないでおきましょう。」

と声をかけた。

 

興味を持つこと、「なぜ?」を持つことは勉強の取っ掛かりとしては最適だ。

だが、モネのように次々と疑問符が浮かんでしまうと勉強が進むどころか、沼にハマって抜けられなくなって、また参考書をやみくもに読んでいる時と同じになってしまう。

だから、「なぜ」を一つに絞り、一つずつ向き合わせる事が学習にとってこれまた大事な事だ。

また、「なぜ」をある程度で止める事も同時に必要になる。

雲が出来る仕組みを説明するにあたり、必要な「飽和水蒸気量」というキーワード。

空気中にどれだけ水分を含めるかを示す値の事を言うが、モネはこれに対しても「なぜ」を繰り出した。だが、そのキーワードについて完璧に理解しようとすると、とてもじゃないが無理だ。

そのため、興味をある程度で引き留めて、勉強としての知識として納得させることも必要なのだ。

そうやって配慮する必要はあるが、「興味から始める」事、そのおかげでモネは苦手な勉強に打ち込めたのだろう。

 

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そして、もう一つに大事になるのが「実践的な理解」だ。

これは、理科系に限る話かもしれないが、「なぜ」から生じたその疑問に、理論で分からせるのは案外難しいことだ。

絵本が、”絵”という手法を使うように、菅波も体感としての理解をモネに促したのだ。

飽和水蒸気量を、コップに氷を入れ、それが溶けて水滴がつく様子をもって説明した事がその例だろう。

極めつけに、理解できれば、「そう!天才」としっかりと褒める。

菅波は、どこでこんな教育術を身に着けたのだろうか。

 

 

これらの勉強方法は、どれも勉強が苦手なお子さんに悩まされる母親や、モネのように勉強ができない学生への一つの助け舟になったはずだ。

つい最近まで、TBS系列日曜21時に日曜劇場『ドラゴン桜』が放送されていたが、その中で伝説と呼ばれた桜木先生の桜木メソッドに負けず劣らない菅波メソッドが、モネを気象予報士へと導いたのではないだろうか。

専門性の高い勉強になり、自分から他者の教えを乞うようモネに指導した菅波は、まさに桜木のように、頼りになる”先生”だった。

「物事がうまくいかなくて落ち込んでいる時、僕は何かしら新しい知識を身につけるようにしています」

菅波のこの言葉にあるように、行き詰った時は何か興味のある事を勉強してみるのもいいかもしれない。

 

 

【過去記事】

mizomone7118.hatenablog.jp

 

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