みぞ!のみぞ知る世界!!

とにかく自由に好きなことについて書いていきます。

イマ思うこと 2020.7.20

 これはTwitterに書くか迷ったことなのだが、ブログで細々と書く分にはいいかと思い書く。

 「自死は駄目だ」というのは定説で、私の周りからもそう聞こえていた。

確かにそれは一理あるけど、私は絶対じゃないと思っている。

もちろん、つらいなら相談してほしい、思いつめすぎず気晴らしをして欲しいとかってのはあるし、生きてもらうためにになんとかするべきというのは大前提。

だけど、現実それが無理な場合ってのはあって。それが無理だからしんどいってのも言えてしんどいから死ぬってのも言える。だから分かるところはある。

だから、「社会には生きたくても生きれない人がいるのに」と言う人いるけど、「??」となる。社会の誰とも知らない存在の話なんか考えるはずないじゃんって。

ただただつらくてどうしようもなくて選んだ道をそんな風に言うなよって思っちゃう。

 

 人間、忙しくなったり、誰かに罵倒されたりしたら心もだけど頭がバグを起こす。

そのバグは一瞬でも「死ぬ」って選択肢を選んでしまう場合もある。

だから「なんで今?昨日まで元気だったじゃん?」ってのもそういうバグがあるんだよっていうこと。

 

 優しくて強くあろうとする人は誰かに褒められると、「嬉しい」だけで終わらなくて、もっと頑張らなくちゃ。もっともっと。って思う気がする。

だから、自分のしたいこと、やりたいこと、思うことが、皆の期待と違うと自分を恨むし、自分を消そうとする。

 

 誰かに元気と勇気と笑顔を与えるそんな仕事をしている人が、つらい思いをして、悩み、その道を選んだというのは、やっぱりつらい。直接的に応援してる人は特に。

 

 なんだかこんな風に数日いろいろ思っていた。だけど、何を言っても、彼の死をオブジェクト化して、私が利用しているように感じて嫌になった。

たまたまその日に歌番組があり、偶然、親交のある方が何人か出演していた。

 

一組はおそらく直前に訃報を聞いたのだろう。神妙な表情で、演奏された。

普段は明るい曲なのに、寂しく聞こえた。

 

一人は、カバーソング特集と称して自身の出演ドラマの主題歌を歌唱。

涙を我慢して必死に歌を歌ってた。

 

どちらも、テレビを通じて、ドラマチックに見えた。フィクションとしての歌に、リアルな気持ちが入って素晴らしい歌唱だった。案の定、皆、絶賛しSNSで拡散した。

 

でも、それじゃダメだと思った。その裏には、想像できない悲しみがあるのに、ただの娯楽として見て。最低じゃん。なんだかこればかりは、音楽の可能性を恨んだ。

 

もう一人は、歌唱をしなかった。

普通だと思った。そんな状態で歌えない。そんな気持ちで歌う曲なんて今はないよ。

前の二組を、ドラマチックな歌唱で終わらせては駄目だと思った。

 

結論はないこの文章に。まとめちゃいけない気がする。ただ書き連ねておきたかった。

以上。