みぞ!のみぞ知る世界!!

とにかく自由に好きなことについて書いていきます。

今、思う事。2020.3.11

 ふと、文章を書きたくなったのでペンはとらないけど、キーボードを叩いています。

いつもブログを書くときは構成を考えて、、こういう事書いて、、といろいろ考えるのですが、今日はつらつらと書いてみます。気まぐれな文章かつ、長い文章になるかもしれないですが、興味のある人はお読み下さい。

 近頃はコロナウィルスというやつが流行っているのは皆さんもちろん嫌なほどご存じだと思います。私は1月頃「中国でウィルスが流行っている、、」というニュースを見ていたのを覚えているのですが、まさかここまで影響が出るとは思いませんでした、、多分ほとんどの人がそうでしょうね、、

そして本日は3月11日。東日本大震災が発生して9年。私はその頃、小学校の卒業式の予行練習をしていました。まだケータイ電話が主流の頃でした、、未だに東北の被災者の方の気持ちを完璧に理解することはできませんが、その被害の甚大さはこの9年間、テレビからの映像で理解することができました。

ウィルスや災害。どちらも人の命に関わること。であることはもちろんですが、それ以上に私は最近、よく考えさせられる事があります。

 

「政府の対応はどうなんだ!!」「ライブハウスが感染を広げたのか?」

「野球なんてやってる場合じゃないだろ」「マスクはどこだ!隠しているのか!?」

 

このような言葉を目にする度に心が痛くなります。

ですがその一方で「また言ってる...」なんて思ってしまう自分もいます。

 

「人間は、自分が理解できるように世界を簡単にしてわかったことにする」

 

あるドラマの好きなセリフなのですが、まさに今思う事はこれなのです。

コロナウィルスが未知のものであるが故に余計に分かったことにして安心したがるのが人間じゃないかなと。「コロナには~が効く!!」「厚労省の対応はここが悪い!」などとSNSでは日々、情報がやりとりされるけど、忘れてはいけないのは答えはそんなに簡単じゃない。例外を無視しちゃダメだってこと。

東日本大震災から9年。ニュースで当時、いくつも偶然で”奇跡的”に助かったとされる方がインタビューでこう答えていました。

「”奇跡”という言葉で簡単にまとめないで欲しい」

その方は、偶然生き残った。つまり命を落としていたかもしれない。いやむしろ死んでいてもおかしくなかった。だからこそ奇跡だなんて笑えない。命を落とした方もたくさんいた。だからこそ、何がダメだったのか。自然の脅威とともに伝えることが大事だと考えての言葉だったのだと思います。

 

言葉は偉大です。自分の気持ちや思ったことを言い表せる。相手に伝えられる。そして言葉には力があります。ふとした一言で、人を元気にできる。

だけど、同時に言葉には”限界”があると思うのです。現実に私たちが生きるこの世の中の全て、全ての人間の感情や考えを果たして完璧にニュアンスまで表せるのか?

きっとできない。言葉というものはコミュニケーションにおける大変、便利で偉大なものである一方、「現実を簡略化する道具」でもあるということを分かっておくことがとっっっても大事だと思うのです。

 

厚労省を批判したり、病院を批判したり、「マスクがない」とドラッグストアを叩く。

「ライブは演劇はやめても問題ない」「ライブハウスなんてけしからん」

「被災者はかわいそう」「生き残ったなんて奇跡だね」

そんな言葉の裏には、必死でコロナウィルスのために働いて下さってる一人一人がいて、何も分からない状況でも丁寧に対応する一人一人、その舞台を魅せるために必死に稽古してきた、練習してきたエンターテイナー一人一人、災害に遭って9年たった今も心に影を落としている一人一人がいるのです。一人一人には様々な思いがあり、様々な事情があるのです。

今の世の中思った事をすぐに言葉に出来て、共有できる世の中。普段の生活一つ一つでも、いろんな事を思うと思います。「嬉しい」「悲しい」そんな一つ一つの感情も人によって違うし、自分でもそれを言葉に表すことは難しい。だからそれを総合して嬉しい!!悲しい!!と表現するしかない。

だからこそ簡単に分かった気にならない!!ちゃんと考える。想像する。言葉の裏にある世界を見る。それが大事。難しいけど。

 

そして、簡単には表せない自分だけの気持ちを大事にすること。

「何となく幸せだなぁ」って「何となく好きだなぁ」って思う事は、最高に尊いのです。誰に否定されようが、好きな理由を言葉にできなくても言葉に出来ないから尊い。大事にすること。

 

まぁこの文章は、就活生である私が、将来に悩む私が、今、自分に言い聞かせて「大丈夫だぞ!!」って思うために書いている節もあります笑笑 なので若干、偉そうに言っている感が出てますがご了承下さい笑

 

そして最後に!!!そんな言葉の限界を超えて、感情や雰囲気を表し代弁して寄り添ってくれるのが、エンタメなのです。音楽なのです。映画なのです。ドラマなのです。

最高です!!「何となく」を作為的に表現するのってすごいんですよ、、尊いんです!

だから、そんな想像力をくれる。大事な事を教えてくれるエンタメを皆がまた思う存分楽しんで、エンタメが皆の心を満たしてくれることを願って、この長文を締めたいと思います...!

一日一日を大事に確かに生きていきましょう、、

 

長々と最後まで読んでくれた方がもしいたならめっちゃ感謝です!!笑笑

ではでは、、!!